オッコラム 3
早くも3月。春は別れと出会いの季節でもあります。 私には今中学3年生と小学6年生の子どもがいます。どちらも、卒業までもうすぐ。 下の娘は、コロナ禍の入学で、入学式の翌日から2ヶ月間休校となりました。喜ばしいはずの入学式では拍手さえも憚られ、誰一人として笑顔のない物々しい状況でした。 職人さんに作ってもらった真新しいランドセルを背負いたいのに、教室には行けない日々。友達の顔も名前もほとんど知らないまま、家の中で過ごす時間だけが続きました。 小学校ってどんな場所なのかな想像を膨らませながら、自分たちでできることを毎日やり過ごしていました。 でも今思えば、子どもたちと濃密な日々を過ごせた貴重な時間でもあったなと。あの時のことは今でも時々思い出します。 あれから6年。背もすっかり伸びて、もう、ランドセルが小さく見えます。 卒業式では、マスクなしの笑顔で友達と並んで入学式で許されなかった分まで、思いきり拍手で送り出してあげたいと思っています。 子どもたちと過ごす時間は、本当に早く感じます。そのスピードの中で、一緒に過ごしてきた日々がどれだけ尊いものだったか、この季節になるたびに、じんわりと気づか